WordPressをMAMPにインストールしよう – for Mac

今回から4回に渡ってBootstrapというアプリケーションフレームワークを使ってオリジナルテーマを作った手順を説明していきます。初めてWordpressのオリジナルテーマを作る際に、テスト環境を用意しましょう!というのが今回の概要です。レンタルサーバーにアップして、レイアウトや動作確認を行う手間が省ける利点があります。
いきなり本番環境でレイアウトガタガタなページを見るのも見せるのも度胸要りますしね(私はものぐさを発揮してしまい、以前やってしまいました…)。
ざっくり手順説明
「テーマを作ったことないけれど、元々Wordpressを触っていた」という方はスルー可能です。
- ローカル開発環境アプリケーションをインストール(MAMPやBitnami、XAMPPなど)
- データベースを準備・データベース名、ID、パスワードを記録しておく
- WordPress.orgからファイルをダウンロード、インストールしたアプリケーションのhtdocフォルダに解凍
- ブラウザでログイン
- 記録しておいたMySQL情報を登録
- インストール完了!
ローカル開発環境をインストールしてみましょう
2016年9月現在WordPress日本語版の推奨動作環境は
- PHP バージョン 5.6 以上
- MySQL バージョン 5.6 以上 または MariaDB バージョン 10.0 以上
となっています。
今回はタイトル通りMAMPで開発環境を構築します。無料版(灰色の象さん)をダウンロードし、インストールまで完了します。
1.ローカル開発環境(ローカルサーバー)インストール
MAMPやXAMPPはインストールするだけで、自分のMacにサーバーソフト、データベース管理、サーバーを動かす言語が使える環境が整います。 サーバーのことはチンプンカンプンでもひとまずWordpressを動かすことができます。
また、MAMP・XAMPP共にMac・Windows・Linux用のものが用意されています。
他にも設定が簡単なBitnamiやInstantWordpressもありますので、機会があれば紹介します。
2.新しいデータベースを作成
phpMyAdminを開きます。
地球マークをクリックするとMAMPのスタート画面がブラウザで開きます。
MySQLのユーザー名(ID)、パスワードが表示されます。最初期は両方共rootで、後の登録画面で使います。
phpMyadminのリンクをクリックすると…
設定画面が出ます。
出てこない場合には左サイドバーの“New”をクリックすればこの画面にたどり着きます。
データベース作成欄に適当なデータベース名“Wordpress”など(私はwpにしました)を入力、照合順序は…“utf8_general_ci”にしておきました。データベース名は後の登録画面で使います。
これでローカルの開発環境は整いました。
3.Wordpressをダウンロード
WordPressのサイトからWordpressの最新バージョンをダウンロードします。
ダウンロードしたWordpressのzipファイルを解凍して出来たWordpressフォルダをMAMPにあるhtdocsフォルダに格納し、フォルダ名を変えておきます。今回のフォルダ名は’mysite’にしました。
4.ブラウザからログイン
次にブラウザを起動し、ブラウザのアドレス欄にhttp://localhost/mysite/と入力します。
この画面では、データベースに関する必要な情報が記載されています。
一読した後、「さあ、始めましょう!」
5.MAMPのユーザ名とパスワード、データベース名を入力
MAMPのスタート画面のユーザー名とパスワード(初めての人は両方root)、phpMyAdminで作成したデータベース名を入力します。
データベースのホスト名はlocalhostでOKです。
Wordpressがデータベースと通信できました、という画面です。先ほど触ったphpMyAdminを見るとテーブルに何も入っていなかったデータベースに“wp_◯◯◯◯”がたくさん入っているのを確認できます。
6.インストール完了・ログイン設定
後もう少しです。タイトル名とログインID、パスワードを設定します。
最近ではWordpressのほうからセキュリティ強度の高いパスワードを提示してくれたりします。ブラウザに記憶させるのが便利ですが、一応メモですね。
入力が完了したら「Wordpressをインストール」をクリックしてください。
あっさりインストール成功です。次はやっとログインです。
先ほど設定したログインIDとパスワードでログインします。
お疲れ様でした。これがWordpressの管理画面、ダッシュボードです。
今回参考にした文献
役に立つTipsがいっぱい、WebCreatorBox:manaさん
Linuxの黒い画面を見るときにはまずここから、Webkaru.netさん
でした。